
楽天グループの株価が急落しています。

33年ぶりの高値圏にある日本株相場に逆行し、ガンガン株価を下げ続けています。
2023年5月に募増資などで3320億円規模の資金を調達すると発表した。国内外の投資家に販売し、第三者割当増資では三木谷浩史社長の関連会社とサイバーエージェント、東急などに割り当てています。
問題はこの増資ではなく、2021年に増資をした際、日本郵政が1500億円出資しています。日本郵政の取得金額は1株¥1,145-で、今日の楽天グループの株価¥476から見ると約60%目減りしていることになります。
日本郵政も減損処理をした場合「自社の会計ルールに当てはめた上で必要があれば公表する」と記者会見でも発表しています。
日本郵政の大株主は日本政府!
楽天株が半値以下に落ちてしまい、日本郵政が750億円以上の減損処理をすれば、国会で野党が政府の追及のネタとして国会審議になると、マスコミも当然騒ぎ始めることになります。
楽天市場、楽天カード、楽天銀行、楽天証券などの利用者に不安を与えることになってしまい、一気に信用不安に火が付いてしまいます。
そうなると米国の銀行のように取り付け騒ぎに近いことが起こらないとも言えない事になり、かなり微妙な感じになってきています。
今月の記事にも「アマゾンが楽天を買収し「アマ天」爆誕!?最悪シナリオを否定しきれないワケ」
https://diamond.jp/articles/-/324176
さて、楽天ポイントはどうなるのか?
改悪に続く改悪で、楽天ポイントのアップ率は年々下がる傾向にありますが、楽天ブックス・楽天koboの上限額が1万5000ポイントから1000ポイントに上限額が抑えられ1/15まで減ってしまいました。
一端はSPUの変更はなさそうなのですが、楽天の状況を考えると楽天ブックスと同じ様に、上限ポイントを抑えてくる可能性は排除出来ないと思われます。
ポイントせどりでは、上限ポイントの押さえ込みはかなり厳しい状況になっています。
特に現金赤字、ポイント込みで黒字という仕入をやっている人には、特に打撃が大きかったのではないでしょうか。
数年前のポイントせどりを考えるとかなり稼ぎにくい状況になっています。特に初心者の方でも厳しい状況の方も少なくないと思います。
石油や原材料の高騰で仕入れ価格が上がってきていますが、Amazonでの販売価格が上がっていない商品などは、利益が出ない状況が続いています。
さて、楽天に万が一のことになると?
楽天ポイントは消えて無くなる事が予想されます。
銀行預金は預金保険機構が1000万円まで保護してくれますが、ポイントは戻ってこないことになります。

アマ天
一部で「アマ天」と言うことも言われていますが、このままでは楽天の存続が厳しくなる。
そうすると楽天を吸収出来る企業はあるか?
特に楽天モバイルの損失が大きく、モバイル事業に魅力がある企業は?
ドコモ・au・ソフトバンク
現状モバイルキャリアの3社は、負債を抱えてまで投資する理由もなく、楽天市場だけならソフトバンクには魅力的に映るかもしれません。
ただ楽天本丸を明け渡すことは考えにくいので、現実的ではないですね!
日本郵政
大株主ですが準国有企業で、負債額が多きさを考えても現実的ではないですね。
楽天グループの大株主である日本郵政について
- 日本郵政は楽天の大株主の1つであり、楽天株式の保有比率は約12%です。
- 日本郵政は国内外で郵便事業を展開している日本の公企業です。
- 楽天は日本郵政との戦略的提携を通じて、経済的なサポートや業務協力を受けています。
その他日本企業
モバイル事業が欲しい企業がどこまであるか?
モバイル事業は欲しくても、負債額+これからの投資額を考えても手が出せる企業はほぼないに等しいですね。
Amazon
Amazonが本命です。
現在、米国内でもモバイル事業の買収を模索していて、過去に一度モバイル事業に乗り出しましたが、短期で撤退しています。
楽天モバイルだけでなく楽天市場も参加に治めることになれば、ネット通販は完全に1人勝ちになり、物流業界では圧倒的優位の状況を作り出せます。
欲しくはなくても、楽天カード、楽天証券、楽天銀行はどこも優良企業なので、分離売却を考えてもAmazonにとっては美味しい!お買い物なる可能性があります。
さあこれからどうなるか?
注視していきたいです!
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